高強度アルミファスナー、一般アルミファスナー
軽いねじ ➡ アルミ ➡ 軽量化に最適
●アルミの特長
- 軽量
- アルミニウムは比重2.7、鉄(7.8)の約1/3。
- 耐腐食
- 腐食に強く、放熱性が高い
- 高耐食
- 空気中で形成される酸化皮膜によって、優れた耐食性をもつ
- 熱伝導
- 銅の約60%導電率があり、熱伝導性が高い。
- 環境対応
- リサイクルが他の金属に比べ非常に容易なため、使用後の資源の有効活用が期待できます。
●アルミとは?
アルミを材料とするねじ類は、重量が軽いという長所をもちながらも比強度の弱さから利用される用途は限られてきました。
しかし、リサイクルの重要性も高まり 、アルミ製ユニット製品の組み立てはアルミ製のビスで行い、リサイクル時は分別せずに溶融にまわす低コストな利用が求められていたり、環境対策としても移動体が省エネルギーで効率よく動けるための軽量化に、アルミは重要な役割を担っています。そ
して、アルミ製ねじ類も進化しています。
材質の高強度化や熱処理による表面硬度の確保によりアルミタッピング製品も登場しています。
●アルミねじ使用の際の注意
鉄などの金属とアルミでは電位差が大きいため、アルミの締結にはアルミファスナーの利用が電蝕の回避に有利です。また、アルミは鉄に比較すると熱膨張係数が2倍近く アルミ製品の締結に鋼製のビスを使用した場合は温度変化による、ゆるみなどへの対応なども必要になってきます。
●主なアルミ製品
- 十字穴付きナベ小ねじ
- 十字穴付き皿小ねじ
- 十字穴付きトラス小ねじ
- 六角ボルト
- 六角穴付きボルト(CAP・キャップボルト)
- 六角ナット
- 平ワッシャー
- スプリングワッシャー(ばね座金)
- 超極低頭ボルト(スリムヘッドスクユー)
アルミの耐食でお困りの方には
アルマイト処理がおススメ
●アルマイト処理とは?
アルミニウムは酸素と結びつきやすく、空気に触れる環境下において薄い酸化皮膜を作ります。
この皮膜のおかげで一般的に錆びにくい、いわゆる耐食性が良いといわれていますが、この皮膜は非常に薄く、様々な環境下において化学反応が生じ腐食することがあります。
そこで、表面を保護するの表面処理として【アルマイト】が誕生しました。
【アルマイト処理】とは
アルミニウム表面に陽極酸化皮膜を作り、人工的にアルミニウム表面に分厚い酸化アルミニウム被膜を作る
➡アルミニウムの耐食性、耐摩耗性を向上させるものです
●アルマイトの特長
■高耐食
■高耐摩耗
■高硬度
■表面特性付与(すべり性・撥水性・塗装密着性向上)
■電気絶縁性
■装飾性(着色・鏡面仕上げ・ナシ地仕上げ)
●カラーアルマイトとは
カラーアルマイトとは、アルマイト皮膜を生成させた直後、染料液中に浸漬することで、染料が孔(ポア)内部に吸着し、製品を着色したものです。
●使用用途
スポーツ用、自動車、化学備品、ドローンや医療関連での活用にも期待
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