ねじは互換性を保つためにJISの標準規格で製作されます。
JISハンドブックのメートル並目ねじの呼び(太さ、径)を見ると
1欄 にM1 M1.2 M1.6 M2 M2.5 M3 M4 M5 .....
2欄 M1.1 M1.4 M1.8 M2.2 M3.5 M4.5 M14 M18..... 、
3欄 M7 M9 M11..... 、
付属書 M1.7 M2.3 M2.6....
などとなっていて 「1欄を優先的に 必要に応じて2欄 3欄 付属書の順に選ぶ」としています。したがって、1欄は広く市販品として販売されますが 2欄 3欄は製造していなかったり 種類やサイズが揃っていないことがほとんどです。
設計では、入手が容易な標準品で安くてサイズを絞ったねじ類を使用することが競争力を持つ製品作りのポイントとなります。
しかし、時には どうしても太さに制約を受けたり、干渉してしまう箇所が出来るために 頭の薄いねじや長さの1mm短いねじを利用せざるを得ない場合もあります。
それらに対処するためにオーダー加工すると コストはかなり高いものとなりますが、ものによっては市販にある場合もあります。半端サイズのために、標準サイズに比べるとやや割高であったり 安定して供給できなかったりある程度まとまった単位での取り扱いとなることもありますが、オーダーすることを考えれば 遥かに安くて短納期です。
ねじの呼び(太さ、径)
JIS規格では「1欄を優先的に 必要に応じて2欄 3欄 付属書の順に選ぶ」としていますが付属書のM2.6の様に 1欄のM2.5よりも豊富な種類が市販されている場合もあります。
これはJIS規格がISOとの統合を図った際に日本特有の古いJIS規格を付属書に追いやったものの市販品として継続して残っているためのものでその他 ナットやワッシャーなどいろいろなところに見受けられます。
長さサイズ
一般的にねじの呼び径よりワンサイズ上の長さから3 4 5 6 8 10 12 15 20 25 30 35 40 45 50mm という具合になります。
小ねじなどでは14 16mmも揃っています。 18 22 28 32 mmも比較的揃っています。
特殊ですが 7 9 13 23 38mmなどもある場合があります。
ねじやボルトの種類にもよりますが 50mm以降も5mmまたは10mm飛びとなり100mm以降は10mm飛びが普通です。
最長長さは機械の大きさや利用できる金型によって制約を受けますし、ねじの種類や太さにより大きく異なります。
長いBTを専門に製作しているようなところでは M
小ねじ類 |
ボルト類 |
キャップ類 |
ナット類 |
ワッシャー類 |
緩み止め |
ピン・リング類 |
樹脂製品 |
プレコート加工 |
自衛ねじ |
止めねじ |
頭部塗装 |
建材用ねじ(ドリルねじ・タッピンねじ) |
リベット |
アンカー |
工具類 |
クリンチング |
機能ねじ |
寸切りボルト |
止め輪類 |