状況にあった【最適なゆるみ止め】をご提案いたします!!
ねじ締結のトラブルの多くは締付不良によるものです。
一般には締付不良を防止するために、 ばね座金と平座金 、歯付座金などを利用しますが、
振動の多い場所などではもっと高いゆるみ止め効果が必要な場合もあります。
ねじの緩み
ネジのゆるみは大きく3種類に分けられます
①初期ゆるみ
【締付後、時間経過や外力により、締め付けた座面の凹凸が慣らされた(へたった)場合】
➡ある程度時間がたってから締めなおすことで、ねじの軸力を回復させることが可能!!
オススメ
皿ばね座金 | ばね座金 |
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※その他材質・表面処理取り扱いアリ!お気軽にご相談ください!!
②回転ゆるみ
【ボルトが戻り回転し、緩みを起こす場合】
ボルトとナットがゆるみ、回転方向へ回転する振動や、温度変化による材料の伸び縮みなどにより、滑りが生じ発生する緩みです。 合いマークのずれが発生します。
●回転ゆるみの防止には
・ボルトの本数を増やす
・ボルトを細長くする
・軸力を十分大きくする(降伏点までの範囲にて)
・接合面摩擦係数を大きくする
・外力を小さくする
➡ゆるみ止めナットや、ねじ面を固定するための接着剤の使用がおすすめ!!
ナット使用 | 種類 | 商品名 |
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くさびを利用した 緩み止め効果 |
ハードロックナット | ・ハードロック |
軸との摩擦を 利用した 緩み止め効果 |
Uナット | ・ナイロンナット ・スリーロック |
その他 | ・イダリング ・溝付き&ピン穴ナット |
接着剤の使用 | |
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接着剤 | |
ゆるみ止めテープ | 1本~ ご注文の方にオススメ ねじに巻き付けるとゆるみ止め効果が!! ゆるみ止めテープ取り扱いあり |
プレコート加工ねじ | 商品詳細は下記をクリック⇓ |
③非回転ゆるみ
【戻り回転を起こさず締結力が抜ける】
ボルトや結束対象の伸びなどの変化により軸力が下がります。
熱膨張により材料が膨張したり、締め付けた場所の座面の陥没がおこり軸力が低下して起こる緩みです。
●非回転ゆるみの防止には
・ボルトの熱膨張による軸力低下を防止
EX)熱膨張係数の低い材質に変更、締結部の雰囲気が高温にならないよう設計を変更
・座面の陥没による軸力低下を防止
EX)座面の面積を大きくする、母材を耐力の高いものに変更する、接合面を滑らかにする
➡被締付物に接触する座面を広くするために、
座金、フランジ付きボルト・ナット、セルフロックねじなどを使用することで解決!!
商品名 | |
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新商品 高いゆるみ止め効果と、 工数削減の実現!! |
・ペタルファスナー |
緩み止めナットの 使用できない所に最適 |
セルフロックねじ |
座面での摩擦を利用した 緩み止め効果 |
・フランジ付きナット ・フランジ付きボルト ・皿ばねナット ・スプリングナット ・歯付き座金ナット |
軸と座面の摩擦を利用した 緩み止め効果 |
・スカートナット ・フニロンナット |
トルク法の概要
昔からのこの手法を利用される場合が多いようです。
必要な締付力(軸力)を得るのに必要な締め付けトルク値を、ネジの強度区分による降伏限界点とネジと対象物の摩擦係数安全率などにより求めます。
摩擦係数により値はかなり異なるので、結束条件を良く把握するのがポイントです。