状況にあった【最適な材質・表面処理】をご提案いたします!!
高耐食材料
high corrosion resistant material
~材料自体に高耐食性を持たせたもの~
1、耐食性・耐酸性に優れるSUS316L
SUS304にモリブデンを加えることで耐食性を向上させたSUS鋼材です。
SUS304より錆びにくい!!
【使用例:海水ポンプ・照明・配管・船航部・バルブなど】
SUS316とSUS316Lの違いって??
SUS316を加工しやすくしたのが、SUS316Lです。
SUS316は、硬い金属(Cr、Ni)が多く含まれているため、硬く、加工しにくいステンレス鋼でした。そこでSUS316を柔らかくするために、炭素の量を低くし、加工がしやすくなったものがSUS316Lというわけです。
「L」はローカーボンを表します。
SUS316 = Cr18%+Ni12%+Mo2%+C(0.08%以下)
SUS316L = Cr18%+Ni12%+Mo2%+C(0.03%以下)
SUS316とSUS316Lの大きな違いはC(炭素)の含有量ですが
SUS316Lの「0.03%以下」というのは
SUS316 の「0.08%以下」に含まれます。
2、軽量・高耐食ねじ!チタン
強い!軽い!錆びにくい!今注目の次世代素材のチタン!
生体適合性が良いため、医療用にも幅広く使用可能です。
3、耐海水性に優れるマリンステンレス
耐海水性・耐酸性・高強度➡メンテナンスフリーの実現
従来のステンレス鋼は、海水等の塩化物イオンを含む溶液中や塩素雰囲気の中では局部腐食を起こしやすく、使用が限定されるか頻繁なメンテナンスが必要とされてきました。
マリンステンレスは優れた耐塩化物腐食特性・腐食割れ抵抗を有するオーステナイト系ステンレス鋼です。
また、高Cr、高Niにモリブデン、窒素と銅を加える事により、飛躍的に耐食性を向上させた特別なステンレス鋼で、耐塩化物腐食以外にも耐酸性にも優れています。
※マリンステンレスは新日鐵住金ステンレス(株)開発鋼種のNSSC 270Rです。
マリンステンレスの製品は頭部に 「S」のマークが目印です。
4、高強度・高耐食ステンレスSUS304CUN
オーステナイト系ステンレス(A2)でありながら、非磁性を確保しつつA2-90/A2-100の強度を持ちます
●CU(銅)を添加することにより、SUS XM7に匹敵する圧造性を確保
●N(窒素)を添加することで加工誘起マルテンサイト変態の生成を抑制。
●応力腐食割れに関しては SUS 316と同等の性能を有しています。
~材料自体に錆びの心配がないもの~
1、樹脂
高耐食表面処理
High corrosion resistant surface treatment
表面処理とは、耐食性を高めるため、鉄やステンレス材、アルミ材などの材料の表面に施す加工のことです。一般的にめっきと呼ばれ、酸化しやすい金属などの材料の表面に薄膜を被覆する処理のことです。材料の特性や製品の使用目的に応じ、様々な被覆処理が行われています
オススメ・現在お使いの材料の強度や特性はそのままで、さらに高耐食性を実現したい方
1、ディスゴ処理
環境対応クロムフリーな高耐食性防錆表面処理です
2、ラスパート処理
高耐食性、耐電食性、カラー化、損傷耐食性に優れた薄膜表面処理です
3、ニューラスパート処理
従来のラスパートの高耐食性はそのままに、
環境に配慮した水系システムが新登場
4、ラフレ処理
金属表面処理の限界 『超薄膜』×『高耐食』が実現
5、ジオメット処理
優れた防錆表面処理である【ダクロダイズド】の技術をもとにクロムフリーの新技術として誕生したのが【ジオメット処理技術】です