ARケミカルセッター(AP)

回転・打撃型 接着系樹脂カプセルアンカー(ガラスカプセル)

ARケミカルセッター(AP)旭化成

ARケミカルセッター
(AP/AP-S/AP-L)
旭化成



ARケミカルセッターとは?

ARケミカルセッター(AP)は接着系樹脂カプセルアンカー(ガラスカプセル)です。
エポキシアクリルレート樹脂を主剤として使用し、攪拌時に容易にかつ均一に分散する硬化剤、及び適度な硬さを持ち、高耐力の樹脂硬化物を形成する骨剤を、一定配合比率でガラス管に収容し、密閉しています。

固着強度が高く、耐アルカリ性に優れたケミカルセッターです。

●対象母材:コンクリート・軽量コンクリート・(△岩盤・石材)壁面・天井面にも施工可能

ARケミカルセッターの特徴

ARケミカルセッター(AP)旭化成

ARケミカルセッター 施工方法

①コンクリートなどの母材に穴をあけ、ブロアーやブラシで孔内を清掃後、できた穴にARケミカルセッター(AP)を挿入します。
②そこへ先端45°またはVカットに切断したボルトや異形棒鋼を電動ハンマードリル等に装着して、回転・打撃させ、ARケミカルセッター(AP)のカプセルを破砕・混合しながら必ず穴の底まで埋め込みます。
③埋込後、所定の硬化時間内はアンカーボルトを動かさない。

【注意点】
①ボルトの先端が孔の底に達した時(マーキングが施工面 に達したら)直ちに埋込機械を停止して下さい。
②固着するボルトや異形棒鋼は、まっすぐなものを使用し埋め込み側先端を45°またはVカットに切断して使用します。※寸切りボルト、丸棒は使用できません。
③適切な硬化時間養生を取り、硬化時間内はボルトを動かさない様にして下さい。

温度(℃) -20 -10 -5 0 5 10 15 20 25 30
硬化時間(分) 気中 720 180 100 60 40 25 18 15 12 10
硬化時間(分) 水中       120 80 50 36 30 24 20

※外気、鉄筋、コンクリート、カプセルの内、最も低い温度を目安にして下さい。

ARケミカルセッター 採用事例

●建築・建設工事(増築改修用差筋・耐震補強など)
●設備工事(設備機器・ブラケット設置など)
●土木工事(橋梁や港湾など)

規格・型番

TSAP・標準タイプ

型番            

生地
カプセル径
D
カプセル全長
L
容量
使用ボルト
異形棒鋼
穿孔径 穿孔深さ
TSAP-8
8.0
70
2.7
M8・W5/16
9.0 70
TSAP-10 10.5 90 6.3 M10・W3/8
D10
12.0
13.0
90
TSAP-12 13.0 95 9.5 M12・W1/2
D13
14.5
16.0
100
TSAP-16 17.0 125 21.5 M16・W5/8
D16
19.0
20.0
130
TSAP-20 20.0 195 50.3 W3/4
M20
D19
22.0
24.0
25.0
200
TSAP-22 24.0 245 90.0 M22・W7/8
D22
28.0
30.0
250
TSAP-24 28.0 280 148.0 M24・W1
D25
32.0
34.0
300
TSAP-30 35.0 330 276.0 M30・W1-1/4
D32
40.0
42.0
350
TSAP-36 40.0 400 447.0 M36・W1-1/2
D38
48.0
50.0
400

単位:mm

※サイズによりお取り寄せとなるものもございます。お気軽にお問い合わせください!

ARケミカルセッター参考資料

●強度表

ボルト 品番 穿孔深さ
単位:mm
許容引張荷重(長期)
単位:kN
許容引張荷重(短期)
単位:kN
M8
M10
M12
M16
M20
M22
M24
M30
M36
TSAP-8
TSAP-10
TSAP-12
TSAP-16
TSAP-20
TSAP-22
TSAP-24
TSAP-30
TSAP-36
70
90
100
130
200
250
300
350
400
5.9
9.4
13.7
25.4
38.3
47.4
55.3
87.8
119.4
8.9
14.2
20.6
38.1
57.5
71.2
82.9
131.8
179.1
異形棒鋼 品番 穿孔深さ
単位:mm
許容引張荷重(長期)
単位:kN
許容引張荷重(短期)
単位:kN
D10
D12
D16
D20
D22
D24
D30
D36
TSAP-10
TSAP-12
TSAP-16
TSAP-20
TSAP-22
TSAP-24
TSAP-30
TSAP-36
90
100
130
200
250
300
350
400
12.0
15.1
25.4
44.5
55.8
71.8
101.7
126.0
18.0
22.6
38.1
66.8
83.8
107.7
152.6
189.0

・ボルト材質、種類、コンクリート強度、埋め込み条件によって許容荷重は異なりますので、
 実際の施工条件に従って強度計算を実施してください。
・許容引張荷重は、メーカーの計算式による計算値です。
 (コンクリート強度Fc=21N/mm2。Mねじ(SS400)、異形棒鋼(SD295(D19以上はSD345))

コンクリート用接着系アンカー一覧

メーカー名 叩き込み式 攪拌式
密封
カプセル
タイプ
攪拌式
フィルム
タイプ
注入式
エポシキ
アクリレート系
注入式
エポシキ系
ユニカ レジンエース
(HC)
レジンエース(HC)   レジンA
GEタイプ
レジンA
PEタイプ
旭化成工業 ARケミカル
セッターMU
ARケミカル
セッターAP
ARケミカル
セッター
HPアンカー
ARケミカル
セッター
EA-500
ARケミカル
セッター
EX-350
日本デコラックス ケミカルアンカー
(PG-N)
ケミカルアンカー
(R-N)
  ケミカルアンカー
(EL-350)
ケミカルアンカー
(GL-450)
フィッシャー   レジンカプセル
(RM)
  接着系アンカー
FIS-VS
接着系アンカーFIS-ER
前田工繊 ボルトメイト
(HC)
ボルトメイト
(TG)
  タイトロック
TL-410
ボルトメイトエポ
EP
エヌパット パーフィックス
レジンカプセル(SC)
パーフィックス
レジンカプセル(RC)
  レジンプレミックス
RP
エポプレミックス
PE
ヒルティー     ケミカル
HVU
HIT-HY HIT-RE

 

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