スプリングピン・スナップピン・松葉ピン・ヌケドメピン

スナップピンと松葉ピンの違いとは?

スナップピン・松葉ピン
スプリングピン・ヌケドメピン

ピンとは?

ピンは、相手側に穴をあけて使用する部品です。
平行ピンなどとは違い、下穴はドリルでの加工で済み、リーマ加工の必要がありません。
よって下穴の交差を考慮する必要がありません。

スプリングピンとは?

スプリングピンとは、薄板を円筒状に湾曲させ熱処理を施した縦方向に隙間があるピンです。
ロールピンとも呼ばれます。

使用方法は、スプリングピンの外径よりも少し小さな穴に挿入します。
主に、ヒンジやストッパー、部品の連結や位置決めガイドなどに使用します。

スプリングピンには一般用と、軽荷重用があります

  スプリングピン
一般用
スプリングピン
軽荷重用
 
特徴 一般用は簡単な締結を目的とし、相手材に打ち込むことにで、ばね性により抜けにくくなります。 軽荷重用は一般用同じですが板厚が半分です。並形状は製品同士の絡みを防止するためです。
M1~M13 M1.6~M4
長さ 4~140 5~50
材質 鉄、ステンレス ステンレス

スナップピンとは?

スナップピンは相手物の抜け防止に使用します。JASO規格(自動車技術者協会規格)に準じています。頭を丸くすることでシャフトに入りすぎない形状になっています。

材質:鉄三価クロメート

図面・規格

 

 

松葉ピンとは?

使用方法はスナップピンと同じで、相手物の抜け防止に使用します。同じサイズでもスナップピンと線形が違うものがあります。

スナップピンと松葉ピンの違いって?

ヌケドメピンとは?

スナップピンに抜け止め機能を追加したものです。ワンタッチで挿入でき、製品自体が抜け落ちないような設計になっています。